こんにちは、Webのお困りごとを解決するWeeebです。
今回は「飲食店の経営を攻略するコツ」と「飲食店経営が難しいと言われるのはなぜ?」というところを解説していきます。
また、飲食店を経営するにあたって必要な資格についても紹介します。
飲食店経営が難しいと言われる理由とは

コロナウイルスの感染拡大もあり、飲食店の経営はさらに困難だと言われています。
そんな中、飲食店の経営はなぜ難しいのでしょうか、具体的に1つ1つの理由を見ていきましょう。
飲食店の難しさ①競合の飲食店がとても多い
経営において同じビジネスをやっている「競合が多い」ということは非常に経営を困難にさせる1つの要因です。
特に飲食店は、どこで開業しても見えるところにもう他の飲食店が存在してしまっています。
競合店が多いとなぜ経営がしにくいのかと言うと、「そのお店がなくなっても似たお店があるのでお客さんが困らない」と言うことです。
また、競合店があることにより「今日はどっちで食事をしようかな」と言う選択肢を与えることになってしまうので、お客様が自分のお店に来てくれる確率が下がってしまうのです。
例えば競合のお店がほとんどいないところで開業すれば、周りの食事に困ったお客さんが100%来てくれるのに、1店舗増えるだけで50%まで落ちてしまいます。
そのため競合が多い飲食店を経営するだけで難易度は非常に高くなってしまうのです。
飲食店の難しさ②運営資金や固定費がかかりやすい
飲食店は賞味期限がある食事を常に用意しておかなければなりませんし、必ず人員を何人か抱える必要があるので運営資金がそれなりにかかります。
競合が多いお店として歯医者や美容院が挙げられますが、歯医者や美容院は1日お客さんが来なくても在庫や薬剤を次の日に回すことができます。
ですが飲食店は1日お客さんが来ないと、その日に用意した下ごしらえは無駄になってしまいますよね。
そのように日々マイナスが生まれやすく、固定費や人件費などの運営資金がかかりやすいのも経営困難の理由の1つです。
飲食店の難しさ③売上が一定ではない
また、売上が毎日上下してしまうのも飲食店経営の難しいところです。
土日はある程度繁盛するが平日はそれなりの動員になってしまったり、雨が降ると急にお客さんが少なくなってしまう場合もあります。
売上がある程度予測できれば売上計画も立てやすいのですが、そうはいかないのが飲食店経営の難易度の高さです。
飲食店の難しさ④コンセプトを考える難易度が高い
飲食店を開業するにあたって「美味しいお店であればどんなところでも来てくれるだろう」と考えがちですが、実はコンセプト決定が一番難易度が高いです。
開業するエリアのニーズと食事がマッチしなければ意外とお客さんはお店に入ってくれませんし、食事の値段もエリアのターゲットに非常に左右されます。
例えば港区で安くて美味しい大衆居酒屋のようなところは、騒音も多く顔もバレやすいので港区の住民には好まれません。
港区で飲食店を開業するなら個室でしっぽり飲めるオシャレな料亭の方が売り上げを上げやすいのです。
飲食店の難しさ⑤スタッフの入れ替わりが激しい
飲食店はアルバイトや店長などのスタッフの入れ替わりが激しくなるのも経営困難な理由の1つです。
どうしても飲食店だとさまざまなお客様がいらっしゃるので、スタッフの満足度も下がりやすく辞めたり入ったりが激しくなります。
さらにスタッフの接客によりお店の評判も左右されるので、しっかりとしたスタッフ教育も必要です。
福利厚生や労働環境についても日々見直しを図る必要があるので、裏方への配慮を考える時間を作らなくてはならないも経営者には難しいところでしょう。
飲食店の経営を攻略するコツ

それでは難しそうな飲食店の経営を攻略するコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
飲食店の経営は実は「ちょっとしたコツ」を押さえるだけで非常に上手くいきやすくなります。
そんな飲食店経営の攻略方法をいくつか紹介していきます。
飲食店経営のコツ①コンセプトを戦略立てて決めよう
飲食店を上手に経営するにはしっかり戦略立てされたコンセプトが重要です。
そのためにはしっかり開業するエリアの特徴を押さえておきましょう。
- 何十代の人が多いのか
- 飲食店以外にもどういうお店が多いのか
- 周りのオフィスはどういった業種か
など、さまざまな観点でニーズを推理すると良いです。
そこから仮説を立てて、しっかりとした飲食店のコンセプトを決めておきましょう。
飲食店経営のコツ②美味しい以外の付加価値を作ろう
飲食店を繁盛させるにあたって「美味しい」は最低限の付加価値です。
美味しい以外にもそのお店にいきたい、そのお店にしかない付加価値をつけましょう。
付加価値の例として
- 仕事や作業がしやすい座席がある
- Wi-Fi・電源が完備されている
- インスタ映えするメニューがある
があります。
インスタ映えするメニューの他にも「チーズかけ放題のメニューがある」や「高級ヒレステーキのハンバーガーを販売している」など、そのお店でしか味わえないような変わったメニューもリピーターを作りやすいです。
飲食店経営のコツ③参考にしたいお店を決めよう
自分が理想とする飲食店を決めておくことも十分な経営のコツとなります。
自分の理想的な飲食店のポイントをいくつか挙げておいて、それに当てはまるような「目標の飲食店」を決めておきましょう。
その飲食店がどのようなPRをしているか、どんなメニューを置いているか、どんな施策を行っているのかを確認し、マネしてみるのも立派な経営方法です。
文章や写真までマネしなければ問題はありませんので、理想の飲食店を分析してみましょう。
飲食店経営のコツ④安価なオンラインサロンを活用しよう

飲食店の経営に行き詰まったら、オンラインサロンを活用してみるのも良いです。
飲食店のセミナーやスクールはたくさんありますが、どれも比較的高価で内容がピンポイントであったりします。
ただでさえお財布事情がカツカツになりがちな飲食店経営なので、比較的安価なオンラインサロンを活用すると良いでしょう。
おすすめの飲食店オンラインサロン「More Restaurant School」では、Webのスペシャリストが飲食店をwebで売り上げアップする方法について解説しています。
月額1,980円(税込)でSNSの投稿の作り方や宣伝できるサイトを教えてくれるのでぜひ活用してみてください。
飲食店経営のコツ⑤とにかくお店の入り口を分かりやすくしよう
意外と経営者が盲点になってしまうのが「お店の入り口の分かりやすさ」です。
大きな看板や野立て看板・メニュー看板を置くだけでお客さんの入りが変わると言う情報もしばしば。
現に「メニューが事前に分かる飲食店にしか入らない」と言う方もいるほどです。
意外とお客さんが入ってこないのはそういった理由だったと言うことがあるかもしれないので、先にお店の入りやすさは改善しておきましょう。
飲食店の経営に必要な資格

実は飲食店を経営する場合に必須の資格はありません。
保健所から「飲食店営業許可」と言う許可証をもらうだけですぐに飲食店の経営者になることができます。
ただ、「食品衛生責任者」のみ店舗に1名用意する必要がありますが、経営者自身が食品衛生責任者にならなくても問題はないのです。
飲食店の経営に資格は必須ではありませんが、その他飲食店を経営するにあたって必要になりかねない資格を紹介していきます。
①食品衛生責任者
食品衛生責任者は食品を取り扱うにあたって店舗に1名必要な責任者です。
これは保健所から「飲食店営業許可」をもらう際には必要なので、その時には誰が責任者となるのか決めておきましょう。
②防火管理責任者専任届
店舗に入る最大のお客様とスタッフが30名を超える場合は防火管理者と言う資格が必要です。
日本防火・防災協会の講習を受講した後に修了試験を受ける必要があります。
受講・受験したい場合は店舗近くの消防署に問い合わせましょう。
③深夜における酒類提供飲食店営業
深夜0時以降にお酒を提供する飲食店を経営したい場合は「深夜酒類提供飲食店営業」と言う資格が必要となります。
こちらは店舗近くの警察署に提出し、許可をもらう必要があります。
④菓子製造業許可申請
お菓子を製造し、販売する際に必要な資格となります。
この場合の「お菓子」とは何かというと
- 洋菓子
- 和菓子
- 飴・チューインガム
- パン
を製造して販売まで行う場合に必要な資格です。
ただ、お菓子を「焼くだけ」だったり「混ぜるだけ」など簡単な作業で作れる商品の場合は許可申請が不要の場合もあるので、気になった場合は保健所に連絡してみましょう。
飲食店経営のよくある質問
-
飲食店経営はなぜ難しいと言われるのですか?
-
飲食店経営の難しさには①競合が多いこと②固定費がかかること③売上が一定ではないこと が挙げられます。
-
飲食店経営はどうしたら儲かる?
-
飲食店で儲かるには事前に利益の計算としっかりとした戦略が必要です。「この利益なら1日に30人入れば儲かるだろう」といった仮説を立てましょう。
飲食店経営のコツと必要な資格についてまとめ
今回は飲食店を経営するコツと飲食店経営に必要な資格についても解説しましたがいかがでしょうか。
飲食店を経営するにあたって必要なポイントや押さえておきたい知識を紹介しました。
飲食店の経営は難しいとよく言われますが、不可能ではありません。
ぜひこの飲食店経営のコツとポイントをおさえて、凄腕の飲食店経営者を目指してみてください。





