中古ドメインを利用することで、すぐにアクセスを集めたり、効率的にサイトを運営したりすることができます。しかし、中古ドメインの特徴を把握していなければ、購入するリスクは大きいと考えられます。
そのため、本記事では
- 中古ドメインとは何か
- 中古ドメインを利用するメリット・デメリット
- 中古ドメインを選ぶ際の注意点
について紹介します。
これまでに中古ドメインを使ったことがない方でも、中古ドメインの活用方法について理解することができます。ぜひ、本記事を参考にし、目的に合った中古ドメインを選びましょう。
中古ドメインとは?

まずは、中古ドメインの概要について、以下の2点を確認しましょう。
中古ドメインの特徴
中古ドメインとは、過去に他の方が使用していたサイトのドメインのことであり、別名「オールドドメイン」とも言われています。
ドメインを取得すると一定の契約期間が決められているため、更新をしなければ利用できなくなるのです。
また、サイト運営が困難になると、元のサイト運用者がドメインを手放します。そのような中古ドメインがドメインサイトで販売されることで、新たなユーザーが購入できるようになります。
ドメインを作ると、更新の有無などで一時的に利用できなくなることはありますが、ドメインは存在し続けます。そのため、中古ドメインのように管理者が変わったとしても、ドメインを使い回すことができるのです。
新規ドメインとの違い
新規ドメインとの違いは「過去の運用歴の有無」だけです。
新規ドメインは名前の通り、誰も使ったことがない新しいドメインです。一方、中古ドメインは以前に誰かが使用しており、運用歴があります。
ドメインの形式や種類が違うわけではなく、どちらも独自ドメインであることに変わりありません。そのため、中古ドメインでも管理の仕方や扱い方が異なるわけではありません。
ただし、中古ドメインには新規ドメインにはない独自のメリットやデメリットがあります。中古ドメインを活用することで有利になることもありますので、次の章で詳細をご確認ください。
中古ドメインの3つのメリット

中古ドメインのメリットは以下の3つです。
- インデックスされやすい
- 過去の被リンクを受け継ぐことができる
- ドメインパワーが強く上位表示に有利
それでは、上記3点について詳しく解説していきます。
1.検索エンジンにインデックスされやすい
中古ドメインは、新規ドメインと比較してすぐにGoogleやYahooなどの検索エンジンにインデックスされやすい特徴があります。
インデックスとは、サイトが検索エンジンのデータベース上に登録されることを指します。Webページは、インデックスされてはじめて検索結果に表示されるため、重要な要素です
中古ドメインがインデックスされやすい理由は、新規ドメインと比べてクローラーの循環率が高いからです。クローラーはサイトを長く運営している方が循環しやすくなるため、インデックスのスピードも早くなります。
2.過去の被リンクを受け継ぐことができる
中古ドメインは、過去の被リンクの影響を受け継ぐことができます。被リンクとは、外部に設置された自社のリンクのことです。
被リンクがあることで信頼性が高まり、サイトやコンテンツの評価が高まります。
新規ドメインの場合はゼロから被リンクを増やしていく必要がありますが、中古ドメインは以前の被リンクが残っていることがあります。
被リンクの質が高ければ、検索エンジンからの評価が高い状態でサイト運営を始めることができるので有利です。
3.ドメインパワーが強く上位表示に有利
中古ドメインでは、過去のドメインパワーを引き継ぐため、検索結果の上位に表示されやすいです。
ドメインパワーはサイトが持っている力のことで、ドメインパワーが強いほどSEO的に有利になります。たとえば、同じようなコンテンツの場合、評価されやすいのはドメインパワーが強いサイトです。
新規ドメインはドメインパワーをゼロから育てますが、中古ドメインなら過去のドメインパワーを引き継ぎます。そのため、早い段階で上位表示が可能になるため、集客のスピードも高まります。
中古ドメインの3つのデメリット
中古ドメインのデメリットは以下の3つです。
- ドメインの料金が高いことがある
- 悪い評価を引き継ぐことがある
- 急激に検索順位が下落することがある
それぞれ見ていきましょう。
1.ドメインの料金が高いことがある
中古ドメインによっては、ドメイン代が高くなることがあります。特に「.com」や「.jp」のように、ユーザーに親しまれているドメインは高額であるケースがあります。
また中古ドメインの特徴として、過去のサイト運用実績が優れていると、値段も比例して高くなる傾向があります。中には数百万とするドメインもありますが、値段が高いから必ずしも良いとは限りません。
中古ドメインを購入する際は、この点によく注意しましょう。
2.悪い評価を引き継ぐことがある
中古ドメインが引き継ぐ評価は良いことばかりではなく、過去の悪い影響も引き継ぎます。
つまり、過去にペナルティを受けた情報もすべて引き継ぐのです。
過去にペナルティを受けた影響によって、どれだけ良いコンテンツを作っても評価されなくなることもあります。
「この中古ドメインは安いから購入しよう」というような曖昧な理由だけで、中古ドメインは購入しないようにしましょう。
3.急激に検索順位が下落することがある
中古ドメインの場合、急激に検索順位が下落する可能性があります。これはサイトの運営に慣れた方でも予測が難しいため、中古ドメインだからと言って必ず上手く行く保証はないのです。
順位の下落は、購入後一定期間を過ぎたら起きることがあります。中古ドメインを使用する際には、リスクが伴うことを理解してから使用しなければいけません。
中古ドメインの選び方
中古ドメインを選ぶ際には、以下の4つに気を付ける必要があります。
- 運用するサイトとの関連性が高いものを選ぶ
- ドメインパワーを確認する
- 被リンクの質と量を確認する
- ペナルティ履歴のあるドメインは選ばないようにする
順番に見ていきましょう。
1.運用するサイトとの関連性が高いものを選ぶ
中古ドメインを選ぶ際には、運営するサイトとの関連性を重視しなければいけません。
たとえば、スクールの運営を行うのであれば「school」が入っているドメインが良いです。
逆に、Web業界に関するサイトで「water」や「hobby」など、関係のないキーワードが入っていると良くないでしょう。
以前運営していたサイトと極端に方向性が異なると、最悪の場合検索エンジンのスパムフィルターによるマイナスの影響を受けます。
サイトへの集客に大きな影響を及ぼすため、サイトのテーマは確認しましょう。
2.ドメインパワーを確認する
中古ドメインを選ぶ際はドメインパワーを必ず確認するようにしましょう。
検索結果の上位にコンテンツを載せようとした際に、他の記事と比べて相対的にドメインが低いと、不利になります。せっかく良質な記事を書いても、ドメイン勝負で負けてしまうこともあります。
ドメインパワーはahrefsというツールで確認することができるので、購入する前に確認しましょう。
ただし、ドメインパワーに比例してドメインの値段が高くなりがちです。おすすめの方法としては、競合のドメインパワーと比較して、問題なく戦えるドメインを選ぶことです。
3.被リンクの質と量を確認する
中古ドメインを選ぶ際に、被リンクの質と量を考慮しましょう。
被リンクの数が多いと優れているように思いがちですが、最近はドメインの量よりもドメインの質が評価されます。そのため、無意味な被リンクが1,000個あるより、高品質な被リンクが100個ある方が良いとされています。
高品質な被リンクの例としては、公的機関が挙げられます。公的機関のサイトは権威性やドメインランクが高いので、被リンクの質としては優れています。
ただし、公的機関の被リンクだけを集めていると、自サイトとの関連性が薄くなるので、自サイトとの関連性が高い被リンクを増やすことが大切です。
4.ペナルティ歴のあるドメインは選ばないようにする
過去に問題が発生し、ペナルティを受けたことがあるドメインは選ばないようにしましょう。
中古ドメインを販売しているサイトでは、過去のペナルティ状況やブラックリストに入ったことがないかなどを確認できます。しかし、念のため購入される際は必ず自分でチェックするようにしましょう。
中古ドメインのペナルティを確認する際には、MOZという会社が提供している「Spam Score(スパムスコア)」がおすすめです。ツール内の検索窓にドメインのURLを入力するだけで確認できます。
スコアはパーセンテージで表示され、数字が高いほどペナルティを受けている可能性が高くなります。中古ドメインを購入される際は、スコアが1~40のものを選ぶようにしましょう。
中古ドメインを効果的に活用しよう
本記事では、中古ドメインのメリットやデメリットなどの特徴を紹介しました。ポイントをまとめると以下のとおりです。
- 中古ドメインには「インデックスされやすい」「ドメインパワーが強い」などのメリットがある
- 「料金が高い」「悪い評判を引き継ぐことがある」などのデメリットもある
- 中古ドメインを選ぶ際は「被リンクの質」や「サイトとの関連性」を考慮すべきである
中古ドメインを利用するには、知っておくべき基礎知識があります。また、中古ドメインに詳しい方でも、必ず良いドメインを見つけられるわけではありません。
一定のリスクはありますが、その分集客を早めることができたり、効率的にサイトを運営することができたりするのです。
ぜひ、本記事の内容を参考に中古ドメインを有効的に活用してください。





